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ブラジルマップ

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サンパウロ
Sao Paulo

サンパウロ州の州都サンパウロ市は、南米に限らず南半球最大の都会であり、南米経済の中心も担っている。1554年にイエズス会の神父達が布教の為にここに定住した。最初にミサをあげた1月25日が「聖パウロの回心記念日」だった為、“サンパウロ”と名付けられた。市の人口は、1,000万人を越え、ブラジル全人口の約6%が集中している。サンパウロ州としては約4,000万の人口でブラジル全人口の約22%の人々が生活している。サンパウロ市は、“人種のるつぼ”と言われるブラジルの中でも特に人種が多様化している文化都市でもある。美術館、博物館、劇場等も多く、市民の文化活動はブラジルでも最も盛んだ。

気候

サンパウロは、南回帰線上にあり、ブラジル最大の貿易港サントスの北約70kmに位置し、海抜約800mの穏やかな高原地帯に開けた都会である。12月?2月が気温が高く雨季にあたるが、標高が高いため湿気が少なく、過ごしやすい。この時期は大抵午後にものすごいスコールに襲われる。6月?8月が乾季にあたり、朝晩冷え込む日も多い。但し、日中晴天となると半袖シャツでも過ごせてしまう。

サンパウロの観光スポット

サンパウロには、市郊外のグァルーリョス国際空港と市のほぼ中心地にあるコンゴーニャス空港の2つの空港がある。前2つの空港と比べて利用頻度は少ないが、サンパウロ市から約100km離れたカンピーナス市には、ヴィラコポス空港(VCP)がある。

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グァルーリョス国際空港
Aeroporto Internacional de Guarulhos(GRU)
国際線のほとんどが離着陸する空港。場所は、サンパウロ市の隣のグァルーリョス市。空港から市の中心地区までは、約25km。時間帯によるが車で約40分の距離。但し、朝夕のラッシュ時には空港と市中心地の間で、1時間30分以上もかかってしまう。第1ターミナル(Asa A/B)と第2ターミナル(Asa C/D)の2つに分かれているが、2つのターミナルは連絡通路でつながっていて、1階が到着階、2階は出発階となっている。南米一の乗降客を誇る空港であるが、免税品店は欧米の空港のように充実していないので、お土産は市内で買い揃えることをおすすめする。置き引きが多いので、手荷物には充分注意が必要。
グァルーリョス空港から市内への移動は、安全なラジオタクシーがおすすめ。建物を出てすぐに“Radio Taxi”のカウンターがある。目的地別に料金が設定されていて、支払いを済ませると、行先が記入されたチケットを渡される。それをドライバーに渡すシステム。料金は日本と比べると格段に安い。タクシーは、白地に青いラインが入っている。リムジンバスは、レプブリカ広場行、パウリスタ地区行、チエテ・バスターミナル行、コンゴーニャス空港行があるが、コンゴーニャス空港から国内線に乗り換える方以外はあまり便利ではない。グァルーリョス空港から市内への列車、及び地下鉄はない。
コンゴーニャス空港
Aeroporto de Congonhas(CGH)
サンパウロ市内にある国内線専用の空港で、東京で言えば羽田空港。市中心地区から車で約20 分の距離。但し夕刻のラッシュ時に市中心地区からコンゴーニャス空港に向かう道路は大渋滞となるので要注意。ターミナルビルは現在かなりの規模に拡大されているが、搭乗手続きも到着も1 階フロア。出発ロビーは、エレベーターを上って、2階フロアーとなっている。

サンパウロの歩き方(市内の交通)

現在、サンパウロの観光、ビジネスの中心は、パウリスタとモルンビー、ブルックリン・ノーボ地区。パウリスタ地区へはメトロが便利。モルンビー方面へはタクシー利用となる。近年、交通渋滞がひどく、車での市内の移動には時間がかかる。日本のような市内を巡る電車はない。サンパウロ市から郊外に向かう列車は6路線あるが、治安的に利用しない方が良い。

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タクシー
車体は白一色で、屋根に“TAXI”のマークが出ているので分かりやすい。流しのタクシーが多いので、捕まえるのはまず問題ない。メーター制でチップは特に必要なく、おつりが小額だった場合、それをあげるぐらいでよい。流しのタクシーより、ホテルのタクシーを利用することをおすすめする。
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地下鉄(メトロ)
現在4路線だが路線を拡張中。市中心部の移動には地下鉄が安くて安全。切符は全線共通で料金も一律。改札を入るときに切符は自動改札機に入れるが、日本のように戻っては来ない。出るときは、そのまま改札を出るシステム。
市内路線バス
サンパウロ市民の一番の“足”となっているのが市内バス。特に朝晩ラッシュ時のセントロはバスだらけに見える。但し、観光客がバスを利用するのはかなり難しい。路線が複雑で、日本のようなバス路線図もなく、そしてバス停には名前がついていない。
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