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サルバドール
Salvador

バイーア州の州都サルバドールは、サンパウロから飛行機で北東に約2時間30分、大西洋に面した歴史のある都市。ポルトガル植民地時代に総督府がおかれ、その後200年ほどブラジル最初の首都として栄えた。砂糖産業の労働力確保の為、アフリカからたくさんの黒人が連れて来られ、独自のアフロ・ブラジリアン文化も開花された。1985年ペロウリーニョ広場を中心とする旧市街がユネスコ世界遺産に登録された。

気候

月ごとの平均気温が年間を通して22度から27度程度と一年中初夏から真夏の気温である。海に面している割には湿気も少なく、日陰は涼しく快適。4月から6月が雨季だが、スコール性なので晴雨がはっきりしている。

サルバドールの観光スポット

観光の中心はかつての街並みが残る旧市街。上町と呼ばれる山側は役所や住宅になっており、海側の下町は会社、銀行などのビジネス街で、それぞれ機能が分かれている。高低差約80メートルの両地区をラセルダと呼ばれるエレベーターで結んでいる。バーハ海岸からフラメンゴ海岸まで数十kmに渡り、美しい白浜のビーチが連なる。

ペロウリーニョ地区
ペロウリーニョ地区
Largo do Pelourinho
世界遺産にも登録されているコロニアル風の建物が並ぶサルバドールを象徴する場所。かつて奴隷市場だった建物も残り、歴史の面影が感じられる。広場には市立博物館もあり、土産物屋はこの一帯に多い。
ボンフィン教会
Mercado Ver-o-peso
セントロから北に約3km、海に小さく突き出たイタパジペ半島の上に建つこの教会は訪れる人が絶えない。もともとは航海の無事を感謝し建てられたものだが、現在は教会前でフィッタと呼ばれるリボンを手首に結んでお参りすることで有名。

サンフランシスコ教会
サンフランシスコ教会
Ingreja e Convento de
Sao Francisco
フランシスコ修道会により建てられたためついた名であるが、「黄金の教会」の名で知られ、内装はほとんどが金粉で塗られており壮観。タイル張り回廊やアフロの影響を受けたバイーア宗教彫刻も見もの。
バーハ要塞
バーハ要塞
Forte Santo Antonio da Barra
セントロの南4kmに位置するバーハ海岸の岬に造られた要塞。サルバドール最古の建築物のひとつで、軍事施設として建てられたが、現在は灯台として機能し、内部は“バイーア海洋博物館”として公開されている。

民芸品市場
民芸品市場
Mercado Modelo
下町地区にあり、大きな倉庫のような建物の中に、民芸品店が並んでいる。ラセルダエレベーターからほぼ真正面で海のすぐ近く。様々な民芸品が並び、じっくりと買い物ができる。2階にはレストランもある。昼時はほぼ毎日カポエイラの実演が行われている。
カポエイラ
カポエイラ
Capoeira
起源はアフリカ・アンゴラ系黒人が伝えた武道。すばやい足の動きが印象的だが、もともと武器を持たない奴隷階級の素手による攻撃、自己防衛術として発達し、儀式的な要素もある。ショーとして観賞出来る店もある。

サルバドールのカーニバル
リオのカーニバルは世界的に有名だが、それに劣らずこちらのカーニバルも盛大に行われる。大ボリュームの音楽をトラックに積んだスピーカーで流し、それぞれの衣装で観客も混ざって踊る。カーニバル本来の姿に近いといわれる。